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富永 洋
原子力工業, 29(12), p.20 - 30, 1983/00
わが国におけるRI工業利用は、限られた分野で普及定着し高い水準に達したが、近年、殆ど飽和、停滞の状況にある。幅広い利用と開発が進められている海外との対比において、わが国における主な問題点及び課題を指摘した。すなわち、法的規制の不合理と法適用の問題、また一方、新技術開発に関する体制上の課題を論じた。併せて、ヨーロッパにおける典型例としてのハーウェル研究所の状況、ならびに、最近の原研におけるRI利用開発についても紹介した。
富永 洋
Radioisotopes, 30(SPECIAL ISSUE), p.39S - 41S, 1981/00
1950年代中頃にはじまり、わが国の経済成長の影響を直接に受けて推移してきた、RIのトレーサー及び密封線源工業利用について、その社会的要因及び研究開発体制との関連において、30年の歴史を概説した。
富永 洋
原子力工業, 26(1), p.51 - 54, 1980/00
RI応用計測機器を代表とするRI工業利用は、広く産業界に定着した。しかし、新しい利用技術の開発に対するニーズが強くあるにもかかわらず、わが国では、それに応えることのできる開発の体制が近年著しく弱体化してきている。従来の経緯を反省し、今後、民間産業界と国公立研究機関等との協力による体制の建てなおしが、原子力平和利用の面からもまた高度工業化社会の進展のためにも是非必要と考えられる。